スラウェシ観光情報

近くにいろいろ:マカッサル市周辺



●市内から南へ車で約30分圏内
 

ソンバオプ要塞 Benteng Somba Opu

ソンバオプ要塞はウジュンパンダン要塞とともに古きゴワ王国の面影を残していますが、ほとんどがオランダに破壊されました。現在、改修工事が進められており、博物館の建設も予定されています(マカッサル市内から車で南へ約20分)。⇒ウジュンパンダン要塞も参照。

ミニ・スラウェシ公園 Miniatur Sulawesi

ミニ・スラウェシ公園は上記のソンバオプ要塞跡の側にあり、ブギス、マカッサル、トラジャ、マンダールなど南スラウェシ州の主な種族の伝統家屋が再現されています。またここで毎年10月に各県の出展する開発博覧会が開催されます(マカッサル市内から車で南へ約20分)。

バラロンポア博物館 Museum Balla Lompoa

書誌、楽器、伝統衣装、武器、王族の儀礼用具などゴワ王国の遺品を納めたこの博物館は、1939年に建てられたゴワ王国の木造の宮殿を1980年に再現した建物です。

スルタン・ハサヌディンの墓 Kuburan Sultan Hasanuddin

スルタン・ハサヌディン(1620-1670)は、オランダ植民地支配に立ち向かったゴワ王国の王であり、スングミナサ(Sungguminasa)地区にある王族の墓に葬られています。これらの墓は大きな石で造られ、付近には白いプルメリア(現地名kamboja)の花や赤い火焔樹(現地名flamboyan)の花が咲き誇っています。墓の外にはゴワの全王族が即位した場所であるトマヌルン(Tomanurung)から運ばれた大石があります。
 

●市内から車で北へ約1時間圏内
 

バンティムルンの滝 Air Terjun Bantimurung

石灰岩でできた崖の上から下へ豪快に落ちてくるバンティムルンの滝。滝の脇を上へ登れるようになっており、その周辺には様々な種類の蝶や鳥が戯れ、「蝶の谷」の異名を欲しいままにしています。1856年頃、ウォーレス線で有名な英国の科学者ウォーレスはこの地を好み、多くの種類の蝶、昆虫、鳥などを捕まえました。なかにはPapillo Androclesという世界最大の蝶もいました。

滝周辺一体は公園として整備されており、ハイキングや自然探索にはぴったりの場所です。週末は涼を求める観光客で賑わいます。周辺の山々は石灰岩質の奇妙な形をしており、洞窟が数多くあります。観光客目当てに蝶の標本を売りに来る子供たちに「歓迎」されることでしょう(マカッサル市内から北へ車で約45分)。

グア・ミンピ Gua Mimpi

「夢の洞窟」という意味のグア・ミンピは、バンティムルンの滝から徒歩15分、滝を登ったところから約15メートルのところにある洞窟です。滝から上流の別の滝へ向かう小道を通って小さい洞窟を過ぎるとグア・ミンピです。懐中電灯やランプを灯して石灰岩の織りなす様々な光景はまさに夢の中のような感じです。
 

●市内からすぐ、サンゴ礁を満喫!
 

カヤガン、サマロナ島、ラエラエ島 Pulau Kayangan, Pulau Samalona, Pulau Lae-Lae

カヤガン島はマカッサル港から最も近い(定期船で約10分)サンゴ礁の島ですが、マカッサル港を行き交う船舶の航行を妨げるとの理由で、観光開発はできなくなりました。

一方、サマロナ島もマカッサル港から船で20分のところにあるサンゴ礁の島で、シュノーケリングやダイビング初心者にお勧め。いずれも週末には、地元の行楽客に人気のスポットです。

市内のロザリ海岸のまん前にあるラエラエ島もサンゴ礁の島。ここには高級ホテルを建設する計画がありましたが、1990年代後半の通貨危機で頓挫。立ち退きを強制された住民の大半が島へ戻ってきました。サマロナ島へ行く小舟はここでまず燃料を補給します。

船の乗り場は、いずれもウジュンパンダン(ロッテルダム)要塞のちょうど前あたりにあります。ホテルの中には1日ツアーで取り次いでくれるところがあります。

カポポサン島 Pulau Kapoposang

実は、この周辺で最もサンゴ礁が保護されているのがここ。マカッサル港からスピードボートで約2時間、見事なサンゴ礁を誇るカポポサン島に到着します。ダイビングに絶好のスポットが多く、海の美しさを堪能できます。

波の関係でカポポサン島へは通常1泊2日の行程。ダイビングについては、マカッサル市内の日本料理レストラン「ニュー将軍」が相談に乗ってくれます。
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