●マカッサルに次ぐ都市、パレパレ(Parepare)
スッパ(Suppa)王国が隆盛だった頃、その一部であったパレパレは歴史上、重要な位置にありました。ポルトガルの書誌によると、マカッサルがイスラム化する約60年前の1543年以降、スッパ王とその貴族たちはキリスト教に帰依していたということです。
現在のパレパレはマカッサルに次ぐ第二の港を持ち、商業の中心地であるとともに、マカッサルと観光地トラジャとの中間に位置するため休憩地としても利用されています。このため、様々なレストランがあります。そうしたレストランの一つ、ブキット・インダ(Bukit Indah)はパレパレ郊外の丘の上にあり、パレパレ市街と湾のすばらしい景色を一望することができます。
●山岳パノラマを楽しむ、エンレカン(Enrekang)
この地域はトラジャへ向かう途中の山岳地域であるため、山々と河川の織り成す美しいパノラマ風景を楽しむことができます。またエンレカンは、高原野菜、果物、コーヒーなどでも知られており、珍しい地元産のチーズ「ダンケ」(もともと水牛の乳を使っていたが、現在は牛乳を使用)を味わうことができます。
バンバプアン Bambapuang
バンバプアンは涼しい峠にあり、トラジャへ向かう観光客がその雄大なパノラマ風景を楽しむために休憩する場所の一つです。
ブントゥ・カボボン Buntu Kabobong
土地の言葉で「艶めかしい山」を意味するブントゥ・カボボンもまた、トラジャへ向かう観光客が雄大なパノラマ風景を楽しむ場所です。山を見ながら茶店で飲む地元特産のコーヒーの味は忘れられないことでしょう。
サダン川 Sungai Sa’dang
南スラウェシ最大の川サダン川はトラジャへ向かう道についたり離れたりして流れています。サダン川を小舟で川下り、というのも面白い経験になるかもしれません。