ボリューム満点、KIOS BRAVOをよろしく


ここは私が長年ひいきにしている小食堂の一つ。あまり目立ちませんが、マカッサルっ子の間ではよく知られた名店です。場所は市街地北側のJl. AndalasJl. Latimojongを北上し、大モスク(Mesdjid Raya)を右に見ながらまっすぐ進んでしばらく行った右側です。

まず、お勧めはジャラン・コテ(Jalankote)。皆さんもおなじみでしょうが、サモサに似た三角包みの揚げ物で、中に野菜や肉や卵が入ったスナックです。ジャカルタでは「パステル」と呼ばれています。この店では揚げ立てのアツアツに特製サンバルをつけて食べます。

私の場合、三角の先をまずかじって、そこにできた穴からサンバルを注入して食べます。同様に、揚げ春巻きのルンピア(
Lumpia)もいけますが、ジャラン・コテとルンピアのサンバルは異なるのでご注意を。市内には他にも、Kios MahkotaKios Salahutuなどのジャラン・コテの名店が何軒かありますので、食べ比べてはいかがでしょう。


次のお勧めは牛テール・スープのSop Buntut。髄のうまみがしみ出した骨付き肉がゴロゴロ、そこに卵が割り入れられていて、混ぜるとなんともいえないおいしさです。ただし、ジャワのとは違って野菜はほとんど入っていません。ご飯も頼んで、スープをかけて食べてみてはいかが。

これだけで相当なボリュームですので、名物の
Nasi CampurSpesialはゆで卵付)のスープとして注文すると、後できっと後悔します。複数で行かれる場合は、2人に1個ぐらいがちょうどいいと思います。ちなみに、Nasi CampurNasi Kuning(黄色いご飯+おかず)は、ジャラン・コテとともに昼食などの持ち帰り用に重宝しました。

そうそう、この店で絶対に忘れてはいけないのが、緑バナナのカキ氷、エス・ピサン・ヒジャウ(Es Pisang Hijau)です。

バナナの形をした緑色の物体の上に白いカキ氷と白いプニュプニュしたもの(イモか何かの粉だと思うのですが・・・)、それらの上から真っ赤なシロップとご丁寧に練乳もかけられているという、なかなか「見事」な配色の、マカッサルでしか食べられないデザートです。

緑色の物体は、バナナの周りを緑色に着色したモチモチの小麦粉生地で包んだもの。これだけでお腹いっぱいになってしまうボリュームの「デザート」です。ジャカルタの有名芸能人たちもこのエス・ピサン・ヒジャウを目当てにやってくるそうです。

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